赤 岩 恵 子

 やりがいのある仕事、友人たちとの交わり、旅行や登山など充実した生活を送りながらも、心の中には、私に従いなさいとの呼びかけを感じていました。

 結婚に踏み切るかどうかを決断する時、このまま結婚すると修道生活への道はなくなると思い、ためらっていた修道生活を真剣に考えるようになりました。

援助マリア会長府修道院へ選定の黙想に行き、仕事、家族、友人、旅行、すべてをおいて主に従う決心をした時、心の底から自由を感じました。

 入会し、誓願を立ててポンペイへの派遣、チュークへの派遣、またミクロネシアから引き上げて日本へ派遣される時、派遣のたびにそれまで築いてきた人々との関わりや使徒職をおいて派遣地へ行くことは非常につらいことでした。 

しかし、どこに行っても私が置いてきた以上のものを与えてくださった主への希望が、力を与えてくれました。 

イエスに呼ばれた弟子はすべてを置いて従った、それなのに私はすべてをおくことが出来ないということが心に残りました。
ある日曜日、私はミサに少し遅れ聖堂の後ろのほうに立っていると、ペトロとアンドレアの召しだしの箇所が朗読されました。
あなたは私に従いなさい  (ヨハネ21:23)