その援助マリア修道会で初誓願を立て、使徒職の場に派遣されてから、ちょうど今年で20年になる。私は父の転勤に伴い、小学校の時からずっと引っ越しを繰り返していたので、一つの場所に長く住んだことはない。
 気がつけば、福山修道院が人生で一番長く住んでいる場所になり、多くのシスターたちが私の姉妹となっていた。神さまが誰かをお呼びになる時は、多くの人々にご自分の仕事を頼まれ、いつか、その人にも仕事を頼まれるのである。
 「恐れるな。わたしについてきなさい。あなたをわたしのうちにつれていく」と主は言われる。

 その発端はこのようなことである。
私の住んでいた富山の家に、大阪から友人が訪ねてきた。彼女は「神父様からこの修道会を紹介された」と言って、畳の上にその会のパンフレットを置いたので、その会の名前を見ると、私がある司祭から紹介された会と同じであった。
 私の場合、「福山の援助マリア会、甲子園にもあるよ」ということだけを聞いていたので、どんな修道会かが分からないまま5ヶ月ほど経っていた。
 その時、「2人でなら、知らない修道会を訪ねて行けそうだ」という勇気が出て、福山という地にある「援助マリア会」を訪れた。初めて出会う多くのシスターたちの中に、懐かしい思いがしたのはとても不思議だった。

神さまが誰かをお呼びになる時は、何人かの人にご自分の仕事を前もって頼んでくださる。
 援助マリア会の福山修道院を初めて訪れたのは、26年前の8月30日。とても暑い日であった。今日はちょうど8月30日なので、その記念日にこれを書いていることになる。

 神さまがお呼びになる時は…

            シスター・マリ・ステラ 青木