italyの絵葉書から

フランシスコ教皇回勅「ラウダート・シ」を読んで

*8  99

*9  96

*10 ラ236

*11  205

*12  211

*3   240

*4   Gn1/31

*5  117

*6   161

*7  159-160

*1   (電子・ミュー粒子・タウ粒子)(朝日新聞2015.12.19

*2   ラウダト239   (以下ラ数字)

三位一体の被造物に対する慈しみの愛はたたえられますように。

御子イエスの御父への忠実さと、兄弟である人々に対する憐れみと愛ゆえに

代々とこしえに感謝と賛美が捧げられますように。                  
                                       C.T

神と人との関わりが回復され、

人と人との関わりが兄弟として回復され

母なる大地に生きとし生ける被造物との関係が回復される時、

創造主の望まれた、三位の愛のきずなが実現するであろう。

 
父なる神の独り子は、その関係を築くために、人となられ、

全ての人が一人残らずその関係に入るために、多くの苦しみを受けられた。

十字架上で、「父よ、なぜお見捨てになられたのですか」と叫びながら、

神から離れていく霊魂を救うために、人の罪の極みまで下りて行かれた。

 


地球は今ならまだ立ち直れる。

人間は、自らを超えて立ち上がり、善なる神を選びなおし、新しいスタートをきることができる。*11

痛められた母なる大地を、これからは成長した子らがいたわり、保護しなければならない。

私利私欲に走っている各国の子らは

母なる大地のために対話しなければならない。

清浄な空気、清らかな水、いと小さきものの命、種の保存のために・・・

個々人は、貧しい人々の物であった富や分け前を当然のこととして彼らに返し、

主の道を全人類、更に全被造物と共に歩むために、

慣れ親しんだ生活の裕福さを顧みなければならない。

水・電気の使用、プラスチックや紙の使用、ごみ分別、

更には使い捨て、食品の廃棄についての留意、他の生き物を大切にするなど、

日々のささやかな行為を通して環境保護へ貢献することが出来る。*12               

 

神の子イエスは天からこの被造界に降りてこられ、被造物の一員になられた。*8

彼は「われわれは一人のお方を父と仰ぐ兄弟だ」と解き、

「天の父は、小さな鳥、野の花にも無限な愛を注がれる」と話される。*9

 
彼は大いなる苦しみと、死と復活によって、創造主と被造物の関わりを新たに回復された。

それゆえ人は、三位一体の神の命に与かる資格が与えられた。

神の子イエスは、父のもとに帰られたのちも、被造物の一つ(聖体)*10となってこの世に留まり、

後の世の人々の生きる糧となられた。

しかし、種々のきらめく宝を発見した人類は、

「自らを神の座に置くことによって、ついには自然の反乱を引き起こすことになった。」*5

少数者の富と権力に対するどん欲の故に、

弱い者、小さいものは虐げられ、ますます貧しいものになった。

地球は被造物みんなのもの、家であるはずなのに。

 
人が神に反逆したために、被造物は崩壊の一途を辿らざるを得なくなった。

このように破壊され、瓦礫と荒廃と汚物を残しつつある地球を、後世に残していいものだろうか。*6

環境はあらゆる世代に貸し付けられたもの、次の世代に手渡すものなのに。

後から来るものに何を手渡していくのだろうか。*7

神は、限りない愛をもって被造物を創造し、

大地の中に、人が発見して喜ぶであろう、きらめく宝を隠しておかれた。

被造物である宇宙を、こよなく愛され、

ご自分の三位の姿を大なるものから微細なものに至るまであらゆるところに散りばめられた。

 

原子は陽子・中性子と電子の3つの結合からなり、

原子核の陽子・中性子はそれぞれクオークと呼ばれる対になった三種類の素粒子から、

電子の基本粒子レプトンは、電子の仲間と

それらに呼応する3種類のニュートリノで構成され、*1

最も小さな部分にまで、三位一体の神が、自然の中に識別できるものとして映し出されていた。*2

更に知性と愛を与えられた人間には、

神との関わり、他者との関わり、全被造物との関わりにおいて *3

三位の、愛と一致を生きるものとされた。

創造主はこの愛に満ちた被造界を見て、「すべてはよかった」と大いに満足された。*4

 (ラウダート・シは私の心を宇宙的広さに広げてくれた。
                 以下、私の乏しい頭で理解し得たことを散文詩に綴ってみた。)      2016.11.1

偉大なる母なる大地、

その恩恵の中で人類は母なる大地に甘え、

わがままな子どもがするように、限りない欲求をもって大地に挑み、破壊させてきた。

大地に存在する数々の宝を発見する度に、

全被造物の勇者になったかのように誇り、奢り、自らの愛欲によって更に大地を傷つけてきた。

母なる大地はその子らの横暴さに傷つけられながら、耐えに耐えてきたが、

ついに、小さく貧しい子らが、その中にあって虐げられ苦しんでいることに耐えかねて、

悲痛な叫びを上げ始めた。