聖アウグスチノは長い間、自分の周囲の物事の中に

 神を捜し求めて、ついに自分自身の中にこれを発見した。

これらの言葉をよく黙想しなさい。

このような真理を真に理解することは、

潜心に困難を感ずる人々のために極めて有益である。

父なる神と親しくなり、神の幸福に酔うために天まで上がっていく必要はない。

彼らの声を神の御耳に達するために、大きな声を発する必要はない。

主は彼らの傍に居られるので、われらの唇の微動をだけで、

われらの心中の言葉を聞き取られるのである。

神を捜し求めるために翼を有する必要はない。

孤独の内に自分自身を眺めれば、主はここに住まわれる。

主に語るには、もとより多いなる謙遜をもってせねばならないが、

殊に子供らが父に語るが如く、愛と信頼とをもって我らの必要を打ち明け、

我らの苦痛を告げ、それを癒してくださるよう請い、

特にわれらがその子に値しないことを申し上げなければならない。

  祈 り    大聖テレジア